サーバーエンジニアやネットワークエンジニアとして、システム運用を担当するのは、現状としてニーズが高いです。新たにサーバーを導入しようと考える企業が多い一方で、クラウドサーバーを構築してサービスを提供するIT企業も増えてきています。社内ネットワークの構築も活発に行われてきているため、システム運用のエンジニアのニーズは、高い状況が続いていくと予想できるのです。
しかし、将来性を考えたとき、不安になってしまうシステム運用のエンジニアも少なくありません。システム運用のために、エンジニアが必要なのかどうかがわからなくなってきているからです。AIが登場した影響により、システム運用の自動化が進められている状況を考えると、将来的にニーズが失われるのではないかと心配が生じます。ですが、現実的にはサーバーエンジニアやネットワークエンジニアによるシステム運用の必要性は、保たれると考えられるでしょう。
確かに、自動化によって、需要そのものは低下していくかもしれません。エンジニア自体の数は減ってしまう可能性が高いですが、サーバーやネットワークに詳しいエンジニアは、現場では必須の人材であり続けるでしょう。サーバーやネットワークを利用している人への対応だけは、いつまでも必要とされるからです。AIに回答をもらうより、人から答えを聞きたい人は少なくありません。人は感情を持っており、人による運用に頼りたい気持ちを持ち続けると考えられるのです。